なすノート@一条工務店で建てたコの字の平屋

一条工務店のi-smartで、中庭を囲むコの字の平屋を建築中。育児や趣味についても書いていきます。

時間の節約は片づけから〜人生で損しない片づけることの本質とは

私は片づけることが苦手、とても苦手である。

 

子供のころから足の踏み場もない部屋で生活していた。たまに掃除をして片づけても、それは一時期だけで、すぐに元通りになる。それは今も名残はあるが、片づけるということに対する認識は、大人になってからは大きく変わった。

 

それは、こんまりこと近藤 麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』を読んだことが最も大きいが、メンタリストのDaigoだったり、ミニマリストの方々の本だったり、片づけに関する本が多く出版されているので、それらを読み進めていくうちに獲得したものだ。

 

そうしたものを読む中で、片づけることの本質とは、ということが次第に分かってきた。わかってきたことの一つは、片づけとは目的ではなく、単なる手段に過ぎない、ということだ。その目的は別にある。

 

今回はそのことについて、少しお話しできたらと思う。自分の考えを整理するためにも記事にしてみた。

 

 

 

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片づける目的とは

いきなりだが、片づける目的とは何だろうか。片づけると気分がすっきりするからだろうか。物の配置が整った部屋にいると、落ち着くから。あるいは、それ自体がおしゃれだからだろうか。

 

実は、そんな漠然としたことではなく、はっきりとした意味がある。ブログのタイトルでかなりネタバレではあるが、片づける目的とは、時間を節約することなのである。

 

まだピンとこない方もいるかもしれないが、片づいている状態とそうでない状態とでは、時間の使い方に大きな違いがある。人生を損すると言えるほど大きな違いである。片づいていない状態であれば、貴重な人生を無駄にしている可能性が大きいのです。

 

150時間

150時間。これは何の数字でしょうか。

 

実は、ビジネスマンが年間でモノを探している時間なのです。大塚商会のサイトで公開されている情報です。かなり大きい数字だと思いませんか。

 

www.otsuka-shokai.co.jp

 

年間150時間ということは、1日に平均してみると30分は探し物をしている時間という計算になる。積み上げれば、1年で19日、80歳まで生きるとして、死ぬまでに1500日=5年ほどの貴重な時間を『探す』ことに費やしていることになります。

 

ビジネスマンだけじゃなく主婦でも学生でも誰であっても同様に、探す時間というものに、人生のうちの多くの時間が奪われているんです。これ、すごくもったいないと思いませんか。探し物をすることに時間を浪費したい人なんてほとんどいないはずなのに。

 

このように探す時間がかかる理由は明白です。ものが片づいた状態にないためです。ものが片付いていないから、何がどこにあるかを把握できず、探すことに手間や時間がかかっているのです。

 

 

 片づけなければならない理由

 片づけなければならない理由はもう明白ですね。よほど探し物をしたい人でない限りは、探す時間を減らす必要があるためです。逆にいうと探す時間を減らすために、モノを片づいた状態にしないといけません。これが片づけを行わなければならない理由です。

 

言い換えると、片づけとは、「物を使用するための時間を最小限にするための手段である」、と言えます。物を使用するための時間が小さくなれば、片づけた、と言えるでしょう。逆に時間が減っていなければ片づけの本当の目的は果たせていないのです。

 

また、場所でもいいかえることができます。場所がすぐに使える状態になっているかどうか、ということも片付いているかの指針になりそうです。例えば、机にいつも本が積んであったら、机という場所を使うたびに本をどけなければなりません。本がなければ、時間が最小になります。

 

片づけや片付いた状態だけが本当に 「物を使用するための時間的を最小限にするための手段」なのでしょうか。他にもあれば、それは片づけだけにこだわる必要はありません。例えば、すべてのものを自動的にインデックス化(番号付け)して、それを検索できるような方法があれば、時間を最小化できるかもしれません。しかしながら、そのような便利なツールは今の所ないので、現状では片づけが最も単純でよりよい方法と思います。

 

モノや場所を使用する時間の考察

使用する時間についてもう少し考えます。モノや場所を使用する時間は『探す時間』だけでしょうか。私としては、時間は以下の3つに分けることができます。

  • 探す時間(モノがどこにあるかを確定できるまでの時間)
  • 取り出す時間(実際にモノを使える状態にするまでの時間)
  • 仕舞う時間(モノを元の場所に戻すまでの時間)

時間はこれら3つの時間に分解することができると思います。これらの総和が使用する時間なります。

そのため、3つの時間それぞれを減らす手段が取れれば、時間コストの最小化が実現できるのです。ものを実際に使用している時間はあえて入れていません。個人差がありすぎるためです。検討に値するのは上記3つだけで良いでしょう。以下ではそれぞれを減らす方法を考えていきます。

 

探す時間の減らし方

探す時間とは、あなたがモノを使用しようとした時にそのものが置いてある場所を特定するまでにかかる時間のことです。どこにあるのかと手当たり次第引き出しを開けてる時間も含んでいます。じっとして思い出している時間も同じです。

 片づいていない状態の部屋では、3つの時間の中で一番大きくなるのはこの時間です。そのため、この時間を減らすことがある種一番のゴールになるのではないかと思います。

 では、『探す時間』を減らす方法はなんでしょうか。それは実は明らかです。唯一の解決法は、物の場所を確定する、ということです。探す時間が長くなるのは場所が決まっておらず、全ての可能性のある場所を探しているからです。

 どこに何を置くかが、はっきりと具体的に決まっていれば、探す時間はほとんどかかりません。この場所のここに置く、と具体的になっていれば完璧で、そうすれば、そこに行けば間違いなくものはあるのですから、探す時間は最小になります。

とはいえ、すべてのモノの場所を決め、それを覚えておくのは大変なことです。普通の人はそれができないから、部屋が散らかるのです。それを解決する方法の一つとして、例えば捨てる技術に代表される断捨離的な考え方です。そもそも探す対象を減らせば、モノの場所を覚える数を減らせ、探す時間そのものが減る、という考え方です。

おそらく、探す時間を減らす中では、モノを減らす、ということが最も効果的かと思います。なので、世にある片づけ本が「モノを捨てること」をなぜひたすら推奨するか、というと、探す時間を減らすことができるから、に尽きます。モノを減らす方法についてはここでは述べません。おすすめは、女性なら近藤麻理恵さんの著書『人生がときめく片づけの魔法』で、男性ならDaigoの『片づけの心理法則』です。男女でおすすめを変えるのは理由がありますが、また別の機会に書きます。

 まとめると、探す時間を減らすためには、モノの場所を確定させること。そして、モノの場所を覚えやすくするためには、モノを減らすことです。これが一番効果的な方法です。

 

取り出す時間の減らし方

取り出す時間とは、モノの場所が確定した段階でそのものを取り出して使用できる状態にする時間です。例えば、タンスの引き出しを開けて埋もれている服を取り出したり、押入れの手前にあるダンボールを退けてから奥にある電気ストーブを取り出すまでの時間です。探す時間よりはマシですが、これも無駄にはできない時間です。

これを減らすためにはまずは取り出しやすい状態にするということです。世に言う収納術がこれです。ごちゃごちゃの服の山から服を取り出すよりは、きちんと畳んで収納された服を取り出す方が明らかに時間がかかりません。これらについてはほかの収納術の方が詳しいのでここでは書きませんが、一つ言えることはきちんと綺麗に収納することが、この時間を減らすためには重要なことです。きちんと綺麗にする時間は仕舞う時間としてお話ししますが、仕舞う時間よりも取り出す時間の方を減らす方が全体としての時間節約につながりやすいです。

また、モノを置く場所についても考えてみましょう。使う場所の近くとか、動線上にあると良い、という人がいますが、これは取り出す時間を削減する行為と言えます。確かに、使う場所の近くにあれば、取り出す時間は最小です。

注意が必要だと思うのは、使用する場所がたくさんある場合、どこに置くのが正解かということが決められないということ。また、あらゆるモノについて、すべての場所を覚えるのは大変だということ。それよりも、ある程度、文房具、服、書類、などは固めておいておいたほうが、覚えることが少なくて済むので、こちらのほうが簡単になります。

よほど使用頻度が高いとか、広い家に住んでいて取り出す場所に行くのに途方もない時間がかかる、ということでもない限り、使用する場所に置くよりは、ジャンルごとに固めておいて、モノの場所を覚える数を減らすほうが楽です。時間としても、思い出す時間がない分『探す時間』、『仕舞う時間』も減らせるので、トータルとしてはメリットがあると思います。

 まとめると、取り出す時間を減らすには、きちんと綺麗に収納すること。そして、取り出しやすい位置に置くことです。さらに言うとモノを種類別に同じ場所に固めることが効果的です。

 

仕舞う時間について

仕舞う時間とは、使用後にモノの場所に戻す時間のことです。服を畳んでタンスに入れる時間や、使わなくなった扇風機を押入れに入れる時間のことです。

仮に、仕舞う場所が全く決まっていない場合、この時間は長くも短くもなります。もしかしたら、仕舞うという行為すらされなければ、時間は全くかからなくなるかもしれません。でも、それでは探す時間と取り出す時間がかかり、全体の時間は減りません。

そのため、仕舞う時間を最小にすることは、『探す時間』『取り出す時間』を最小にするよりは、優先度が低いといえます。実際、モノの場所さえ決まっていれば、この時間についてはそれほど気にする必要はありません。豪邸でもないかぎり、家の中で仕舞う時間などかかるでしょうか。実際、1分もかからないのではないでしょうか。

 これも収納術の本などにより良い仕舞い方が書いてあるので、ここでは述べません。重要なのは、仕舞う時間を惜しむと、探す時間と取り出す時間が長くなってしまい、最終的に時間のかかることにつながると言うことです。仕舞う時間については、探す時間と取り出す時間が最小化すれば、それに見合った時間になると思うので、ここでは仕舞う時間は考えない、とした方が良いかと思います。

 

「片づいた状態」とは

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片づいた状態とは、片づいていない状態に比べて、使用するまでの時間が少なくなっていなければなりません。さらに言うと、上で説明した3つの時間を使って以下のように言えるのではないかと思います。

 

「片づいていない状態」とは、

『探す時間』>『取り出す時間』>『仕舞う時間』

となっている状態だとすると、

 片づいている理想の状態とは、

『探す時間』<『取り出す時間』<『仕舞う時間』

という形になっている状態と言えそうです。

 

仕舞うのにはそれなりに時間がかかるでしょう。といっても、1つのものに数分以上かかることは稀でしょう。それよりも探す手間と取り出す手間が圧倒的に減った状態。これが片付いた状態です。

 

まとめ

部屋が散らかっているけど、自分はモノの位置を把握しているから、探す時間は少ないはず。そういう考え方は、自分もしていたのでよくわかります。

ただ、客観的に見てみると、かなりの時間、探しているはずです。今日着る服は?服の山からそれを探し出し、取り出していますよね。

これが片づいていたならば、 一瞬で探せます。しかも、無駄な服を持っていなければ、さらに取り出す時間はほぼかからないでしょう。これが片づけることの威力です。

服をたたむことは時間の無駄だ。そう考えている人もいますが、それは間違いです。たたまないことで、探す時間と、取り出す時間の両方増加します。

想像してみてください、山のように積まれた衣服、あるいはぎゅうぎゅうに押し込まれた衣服を。そこから探し出すことがまず大変で、さらに取り出すのも一苦労。一体どれだけの時間がかかるでしょうか。想像は容易いでしょう。

それに比べれば、仕舞う時間=服をたたんでタンスにしまう時間など、取るに足りません。 やることは単純です。服など10秒もかからないでしょう。

 

 片づけの本質は時間の節約です。片づけることは時間の節約する手法の中でも、かなりコストパフォーマンスのいい方法だと思います。毎日の生活のことだからです。だからこそ、その効果も絶大です。ぜひ、その視点で考えてみてください。

 

 

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